【どうしてる?】Shopifyアプリの調査から導入までの3つのステップ

【どうしてる?】Shopifyアプリの調査から導入までの3つのステップ

はじめに

ShopifyでのECサイト運用にあたって、Shopifyの標準機能では不足する部分をアプリで補う場面は多いかと思います。

本記事では、アプリの調査から導入までの3つのステップについて解説します。

実際にはここまでしなくても正常に動作するケースも多いかと思いますが、『アプリ同士は干渉する可能性がある』という点は理解しておきたいところです。

他にも方法はあるかと思うので、特にShopifyパートナーの方で「こういう方法でやっているよ!」というものがあれば是非教えていただけると嬉しいです。

アプリを導入する際に検討すべき全体の流れ

アプリ調査から導入までの大まかなステップは以下です。

  • ①欲しい機能から逆算して、どんなアプリがあるかを選定する
  • ②アプリ単体での実際の操作を通じて、より具体的に操作性や機能を満たしているか確認する
  • ③他に利用中のアプリと干渉しないかを確認する

以下で具体的に解説していきます。

①欲しい機能から逆算して、どんなアプリがあるかを選定する

  • Shopify App Storeでキーワード検索

まずはShopify App Storeで実現したい機能のキーワードで検索してピックアップしましょう。

例えばお気に入り機能をつけたければ「お気に入り」で検索すると該当するアプリが一覧表示されます。その中から評価が高く、評価数が多いものを導入候補とします。

また、日本語で検索すると引っかからない優良な海外製アプリもあるので、「wishlist」などの英語で検索してみるのもポイントです。

  • Googleでキーワード検索

アプリをわかりやすくまとめている紹介記事が出てくるので、並行してGoogle検索もおすすめです。

  • 生成AIを用いたリサーチ

ChatGPTなどの生成AIでディープリサーチを用いるのも良いと思います。Google検索と同じ結果になるかもしれませんが、自分でたどり着けなかったアプリを発見できる可能性も十分にあります。

  • Shopify独自のAI「sidekick」に聞いてみる

最近だとShopifyの管理画面内で使えるsidekickにオススメを聞いてみるのも良いと思います。sidekickはアプリ調査に限らず、様々な用途で積極的に活用していきたいツールです。

  • Shopify Supportにオススメを聞いてみる

Shopifyにはサポート窓口もありますので、こちらに聞いてみるのも選択肢としてはありかと思います。

このように様々なツールから情報を収集して照合し、複数の情報源から同じアプリが出てくれば、それなりに良いアプリである可能性が高いと判断しやすくなります。

②アプリ単体での実際の操作を通じて、より具体的に操作性や機能を満たしているか確認する

アプリをピックアップして数種類まで絞れたら、開発用ストアを作って実際にアプリを動かしてみます。実際の操作を通じて、「操作はしやすいか」「必要な機能を満たしているか」など、より具体的に確認していきます。

実際に動かしてみることで、使いやすさや機能の違いをよりリアルに比較することができますので、この確認で最終的に利用予定のアプリを決定します。

また開発用ストアはShopifyパートナーになることで作ることができます。
無料で登録できて、アプリに限らず様々なテストに活用できますので、アカウントを持っておくことをおすすめします。

Shopifyパートナーアカウントの作成はこちらからできます。

③他に利用中のアプリと干渉しないかを確認する

最終的に利用予定のアプリを決定したあとに確認したいこととしてアプリ同士の干渉』があります。

Shopifyアプリの注意点として、利用するアプリの組み合わせによっては機能が干渉し、正常に動作しないケースがあることを理解しておく必要があります。この干渉がないかを確認するために、以下のステップで動作テストをしていきます。

【ステップA】開発元に問い合わせて情報収集する

最初に、導入したいアプリの開発元へ、現在利用中のアプリリストを伝えて干渉の可能性がないか問い合わせます。この一手間で、後の検証作業が大幅に楽になる可能性があります。

【ステップB】問い合わせ結果に応じて検証方法を判断する

開発元からの回答によって、次のアクションが変わります。

  • ケース1:「競合なし」と回答があった場合
    → 利用中の全アプリを一括でインストールし、まとめて動作テストを行います。
  • ケース2:「競合あり」と回答があった場合
    → 対処法を確認します。もし対処が難しい場合は、このアプリの導入を見送り、代替案を検討します。
  • ケース3:開発元が「把握していない」または回答がない場合
    → 次の「ステップC」に進み、手動で検証を行います。

【ステップC】一つずつ、地道に動作検証を行う

開発元で情報が得られない場合は、最も確実な方法で検証します。利用中のアプリを一つずつインストールし、その都度、正常に動作するかを確認していきます。

なぜ最初から一気にアプリを導入しないのか?

最初から一気に全部アプリを入れてしまう方が早いと思うかもしれません。
しかしその場合、正常に動かない場合にどのアプリが原因かわかりにくくなるので、上記ステップを踏むことをおすすめします。

必要に応じて気にしておくこと

開発ストアで確認して問題がなくても、本番環境に反映したところ想定通りの動きをしない場合もあるので注意が必要です。

大規模な案件では検証環境の整備する事が多く、できるだけ本番に近い環境で検証できるようにします。

とはいえ予算の問題もあると思いますので、検証環境がない場合は開発テーマに反映して確認するケースが大半かと思います。

実際にはここまでしなくても正常に動作するケースも多いかと思いますが、アプリ同士は干渉する可能性があるという点は理解しておきたいところです。

ストア運営されている方々がここまでの検証を行うことはなかなか難しい場合もあるかと思いますので、その場合はShopifyパートナーに相談するのも一つの手です。

まとめ

Shopifyアプリの調査から導入までの3つのステップについて解説してきました。

  • ①欲しい機能から逆算して、どんなアプリがあるかを選定する
  • ②アプリ単体での実際の操作を通じて、より具体的に操作性や機能を満たしているか確認する
  • ③他に利用中のアプリと干渉しないかを確認する

アプリ調査の参考になれば幸いです。

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